耐震診断の結果倒壊する可能性があると判断された場合は、どのように建物を補強するか改修計画を立てます(補強設計)。 補強設計を実施するにあたっては建物の設備や建物の使い勝手(施工の条件)、改修工事の費用、工期など様々な要点を考慮して行います。
「耐震改修」には目標とする性能や施工の条件、費用(コスト)、工期などによって様々な工法があります。 耐震改修の実施によって、人命及び建物の倒壊からの安全確保や、建物の損傷の抑制により継続使用が可能となります。 耐震改修には大きく分けて、①耐震補強、②制震補強、③免震補強の3つの方法があります。 それぞれの性能や施工の条件、費用、工期などを考慮して選択する必要があります。
耐震改修は建物の固さや粘り強さを向上させることにより必要性能を確保するものです。以下の複数の工法を組み合わせて行うこともあります。
●	後打壁増設
       ●	鉄骨枠組補強
       ●	外付け鉄骨補強
       ●	バットレスの増設
       ●	柱巻き付け補強
       ●	耐震スリットの新設
       ●	重量低減
       ●	免震構造化
       ●	制震機構の組込