2.耐震診断の実施

耐震診断は、現地調査により、建築物の概要や使用履歴、増改築、経年劣化、設計図書の有無等の内容を確認、耐震診断のレベル判断をします。 調査結果から構造の耐震性の検討・評価を行い、耐震補強案及び概算工事費等へと進めます。

調査プロセス:

現地での目視調査、設計図書の内容の確認、建物修繕履歴等を確認し、目的に応じて診断レベルを判断します。診断レベルに応じて必要な、基礎・地盤、劣化状況、部材寸法や配筋状況、コンクリート強度試験・中性化試験等の調査を行います。





●耐震診断は既存の建築物で旧耐震基準で設計され耐震性能を保有していない建物を、現行の構造基準(耐震基準)で耐震性の有無を確認することです。

一方で、新耐震基準で建てられた建築物であっても劣化等が懸念される場合は、耐震診断をされる事をお勧めします。